漫画「チェーザレ 破壊の創造者」12巻は2019年6月19日発売!!

約4年ぶりに漫画「チェーザレ 破壊の創造者」の新巻が発売されるとのこと!楽しみ~!

だがしかし。イマイチ話題になってないような・・?すごく読み応えのある漫画なので、もっと人気になればいいのに。

「チェーザレ 破壊の創造者」ざっくり概要

  • モーニングで不定期連載中
  • 作者は、 惣領 冬実 さん。 監修はダンテ研究者の原基晶さん 。
  • 15世紀イタリアが舞台、チェーザレ・ボルジアの本格歴史漫画

15世紀のイタリア、ルネッサンス時代。現代政治学の祖・マキァヴェッリに「理想の君主」とまで謳われながら、歴史の闇に葬られた英雄チェーザレ・ボルジア。争いに向かおうとする不穏な時代に、全ヨーロッパ統一という野望を抱いた男の戦いの物語。

コミックプラス

とにかく作画がすんごい。

作者の 惣領 冬実 さんと聞いて、ぱっと思いついたのが「MARS」かな。

別冊フレンドで連載していた少女漫画。なんだけども、絵が美しすぎてちょっと浮いてた印象があるんですよ。コテコテの少女漫画とは違うなーっと。その後も「SE」(モーニングで連載)とかも読んでたんだけど、

チェーザレを読んで、コレだ!!って感じました。

もうね、絵の雰囲気と時代背景がベストマッチだと思うの。

建築物にしろ当時の服装やら小物やらの再現に相当なこだわりを感じる漫画ですよ。

「チェーザレ」の漫画がなかったら知ることがなかったと思う

今11巻まで発売してるけど、15世紀のイタリア半島をめぐる複雑な権力闘争が描かれています。

私は歴史に全く詳しくないので、さらっと流し読みしていた歴史にこんなにも複雑な争いがあったのか‥!と、どんどんチェーザレの世界に引き込まれていきました。

ボルジア家のチェーザレが主人公ってのがまた良い。しかもカッコイイ。

チェーザレは歴史的に見れば敗者で、世界史の教科書には「ボルジア家」について少し触れる程度の記載だった…はず。しかもあまり良いイメージもない。「敵側」として出てくるシスティーナ礼拝堂を残したユリウス2世のほうが知名度は高いですよね。

難点は…読むのが大変(笑)

物語の内容としては、個人的にはなかなか難しいと思う。わたしがアホなだけかもしれないけど。

難しいなと感じるのはわたしにとって馴染みのない、キリスト教世界のはなしだから。宗教観も民族意識もサッパリワカランモンネー。

ただし助け舟はある

物語は「アンジェロ」という政治に疎いキャラクターの視点から展開していくので、当時の政治的な動きなどを教えてくれる人物が登場したりと、アンジェロと共に読み手も物語の理解を深めていくことができます。

巻によっては、用語や当時の生活・宗教観などの解説が巻末にあったりと親切設計ですよ。

ガッツリ読み応えのある歴史漫画

巻末に当時の資料が載っていたりと、当時のことを相当研究して描かれているのがよく分かる漫画。ヨーロッパの歴史が好きーって人でも納得できる作品じゃあないでしょうか。

もちろん歴史全然詳しくないわーって人でも、登場人物にはメディチ家もいるしミケランジェロもいるし…とにかく出てくる人物がこの時代は派手。内容的には硬派だけど、取っつきやすい漫画だと思う。

チェーザレがすごく魅力的に描かれていて、面白い。複雑な人間模様もね。

11巻まで発売されてるけど、内容は濃厚で11巻とは思えない(笑)

ガッツリ漫画読みたい!って人にオススメですよ~!

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